ルミナス・アカデミー

代表メッセージ

自分を縛る「普通」から解放された時、人生は輝きだす。

かつての私は、「〇〇ちゃんママ」「〇〇さんの奥さん」と呼ばれることが当たり前で、“みづき”という個人がどんどん薄れていくことに恐怖を感じていました。

本当はやりたいことがあるのに、「母だからこんなことしては」「もっとしっかりしなきゃ」と自分を縛り、無難な色やデザインのお洋服ばかりを選んで、きっちりした格好をしていました。

それは私の好みとはまったく違い、鏡に映る自分を見るたびに、心が息苦しくなっていったのです。子育てが嫌だったわけではありません。ただ、“私自身になれる時間が、どこにもなかった”のです。

そんな私に訪れた転機が、コンテストへの挑戦でした。不安はありましたが、怖さはありませんでした。あったのは、ただひとつ――「私はグランプリを取れるのか。自分を信じ切れるのか」という、自分自身との闘いでした。

最初は歩くだけで足が震え、笑顔もぎこちなかったけれど、所作や歩き方を学び、自分の変化を感じるたびに、心の奥で確信が強まっていきました。


「私は絶対にグランプリを取って、“私”を取り戻す」


その一心で挑み続け、結果として、ミセス・グローバル・アース東京大会グランプリ、日本大会特別賞、ミセス・なでしこ日本 神奈川県グランプリ、サスティナブル・オリヒメ初代アンバサダーなど、数々の舞台で評価をいただきました。

けれど、それ以上に大きな収穫は、


「母でも妻でもない、“みづき”としての私を取り戻せたこと」

でした。


そして今振り返れば、この道のりは決して偶然ではなかったと感じます。
祖母は茶道と生け花の師範で、幼いころから礼儀作法を自然と身につけさせてくれました。所作を褒められるたびに「これは祖母と母のおかげだ」と思います。

また、祖父や父からは神社仏閣や歴史、言葉の背景を学びました。花の名前の由来や大和言葉に込められた意味を折に触れて教えてくれたおかげで、日本文化の美しさを感じ取り、今の感性が育まれたのだと思います。

今の私があるのは、そうした家族からの学びの積み重ねがあったから。過去に「自分を無くしそうになった経験」があるからこそ、「私なんて」と自分を卑下する気持ちほど、もったいないものはないと強く思います。

だから私は伝えたいのです。


「もっと、あなたはあなたの人生を歩んでいい」と。


その想いが、ルミナス・アカデミーを立ち上げた理由であり、今、私が一人ひとりの輝きを引き出す活動を続けている原点です。

ルミナス・アカデミー代表 立沢みづき

Mizuki Tatsuzawa

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